ピッチャーのフォーム

タマ男くんの草野球で勝つ!!

ピッチングのコツ >> ピッチャーのフォーム

ピッチャーのフォーム

どんなピッチングフォームが理想なんだろう?って思うかもしれませんが、私が思う理想のフォームとは、疲れないピッチングフォームです。
スピードボールを投げられるとか、相手のタイミングが合いにくいとかありますが、一番追求したいのは疲れないフォームです。

ここで言う、疲れないフォームとは手を抜いて投げると言うことではなくて、力を最小限にしか使わないフォームと言う意味です。
よく草野球で見かけるのが、渾身の力を振り絞ったように思いっきり投げる人です。
本人は、思いっきり投げれば速いボールが投げられると思っているのだと思いますが、スピードボールってそんなんじゃ投げられません。

所々では力を入れるところがありますが、ひと目から見たら、だら~と力の抜けたフォームが理想的なんです。
イチロー選手でも、打席に入る前や構えている時なんかは、だら~と力が抜けています。
あのように、力の抜けた状態でないと、本当の力って言うのは出せないのです。
それは、また今度じっくり解説するとして、今回はフォームについてお話します。
力を抜いた状態をイメージしながら、見ていって下さい。

草野球で勝つ!,ピッチャーのフォーム
①コースを見据えて、ゆっくりと振りかぶる。
この時に、力が入らないようにゆったりとしたフォームで。

②振りかぶった腕は、頭上で止めても良いが、ぐっと後ろまで伸ばした方がよりよく反動がつく。

③軸足(右投げなら右足)をプレートと平行になるようにおき(指の先が3塁方向に向く)、左足を膝から持ち上げるようにして上に引き上げていく。

④重心を軸足(右投げなら右足)の内側に貯めるイメージで、左足を上げていき、”タメ”を作る。
この時に体が2塁方向へ倒れないように、真っ直ぐ立つ。

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⑤”タメ”で作った力が逃げないように、体が開かないように重心をホーム側に移動していく。

⑥右手を後ろに引き上げながら、投球動作に入っていく。
この時、指先や手首に力が入らないように注意する。無駄な力が入ってしまうと、貯めたパワーを上手く引き出せない。
体は、左足を伸ばしお尻から倒れこむようにして、重心を移動していく。

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⑦左足が着地するまでに左肩が開かないように注意しよう。
肩が開いてしまうと、”タメ”で作った力が逃げてしまう。

⑧踏み出した足はホームへ向くようにし、カカトから地面に着地する。
ステップ幅は、だいたい足が6~7個分くらいの歩幅を取り、足の着地から腰の回転を加えていく。
このカカトの着地の時に、上体のバランスが崩れてしまうとコントロールを乱す原因になってしまうので、しっかりとした下半身が大切になります。

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⑨肘が肩のラインよりも下がらないようにし、肘に”しなり”を付けて投げる。
この”しなり”を生むためには、何度も言いますが力を抜いておく必要があるのです。
肘がしなる投げ方はどうするの?と良く質問されますが、力を抜いて投げればボールの重さによって自然と”しなり”は生まれるのです。

⑩速いボールを投げるコツは、ボールにスピンを多くかけることです。
その為、リリースポイントでは十分にスナップを効かせて投げます。
また、腰の回転力も絶対不可欠です。イメージは右腰を左腰に被せるように腰を回転させ、軸足の重心を左足に乗せていきます。
冒頭で、「所々では力を入れる・・・」と言いましたが、結局はこのスナップ1点に力を入れるようにして投げます。

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⑪フォロースルーは腕をしっかりと振り抜き、右足の裏が上を向くようにプレートを蹴り上げます。
フォロースルーの時点では、ボールは手から放れていますが、フォロースルーまでをしっかり投げる事によって、+αの力が生まれます。

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