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打順の組み方
野球はチームプレーです。
一人がすごい打つバッターであっても、他の8人が上手く機能しなければ得点は望めません。
それに、軟式野球は硬式ほど打球が伸びず、長打もあまり期待できません。
そこでポイントなるのが、”打線”です。
字のごとく、打線とは9人で上手く繋いで得点を重ねることです。
いくら一人がすごいバッターでも、打線が繋がらないことには得点は困難なのです。
この打線で重要なのが、各バッターの特徴が活かされているかと言うことです。
各バッターの特徴とは、足が早いとか小技が上手いとか、ミートがずば抜けて上手いと言ったことです。
レギュラーの9人全員が今言った、足が早くて小技が上手くてミートがずば抜けているなんてことはありません。
必ず人には、長所と短所があるものです。
その長所を上手く組み合わせて、打線を作るのです。
だから、4番バッターばかりを集めても上手くいかないし、足の早い人ばかりでも勝てないのです。
ここでは、打順の組み方を紹介しますが、これはほんの一例です。
チームによっては、4番が最強バッターではなく、1番が最強バッターとなるチームもあるし、3番だというチームもあります。
そこはチームの個性なので、打順に絶対はないのですが、ただ一つ言えることは”チームの得点パターンを見出すことが出来ているか”と言うことです。
1番が出塁をして、2番3番で小技を使い4番で返すといった、そのチームの得点パターンを見つけることから打順作りは始まります。
1番バッター
先頭バッターということで、最も多くの打席が回るのが1番バッターです。
得点を入れるには、まずランナーとして塁に出ることです。
だから、1番バッターは打率というよりも出塁率の高い選手を置くのが理想です。
2番バッター
1番打者が出塁した時に、進塁打の打てる小技の上手い選手を2番におきます。
また右打ちができると走者を3塁へ進めやすくので、左バッターをおくのも有効です。
3番バッター
打率の高い選手をおくと、得点力が上がります。
また、先頭バッターを3塁まで進めるために小技が使える人が理想です。
4番バッター
チームで最も信頼の出来る人を置くチームが多いです。
塁上のランナーを返すことが仕事なので、チャンスに強い人を置くのが理想です。
5番バッター
4番バッターが倒れても、なおチャンスが残っている時は5番バッターの出番です。
だから、4番と同様にチャンスに強い人を選びます。
6番バッター
1番バッターほどの走力はなくても、出塁率の高い人をおきます。
また、長打もそこそこある走力・打力のバランスの取れた人を置くのが理想です。
7番バッター~9番バッター
打撃に自身がなくても、守備力の高い人を下位におくことがあります。
攻撃は、あくまで1番~5番・6番に任せて、下位バッターは守備要員の人を入れてチームを作るのです。
軟式野球は、守れるチームが強いチームなので、下位は守備要員であっても十分強いチームが作れるのです。