牽制の投げ方とボーク

タマ男くんの草野球で勝つ!!

ピッチングのコツ >> 牽制の投げ方とボーク

牽制の投げ方とボーク

牽制の活用の仕方は「牽制球について」を参照ください。
ここでは、牽制の投げ方とボークについて説明したいと思います。

牽制には、『プレートを外して投げる方法』と『プレートを外さずに投げる方法』の2通りがあります。
それぞれの1塁・2塁・3塁への牽制の投げ方について解説します。

ちなみに、『プレートを外さずに投げる方法』は動きが素早い分、動きを間違えるとボークになりやすい牽制の投げ方になります。

一塁牽制の投げ方とボーク

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

『プレートを外して投げる方法』
①のセットポジションの段階では、肩やグローブが動くとボークになります。
セットポジションでは、打者に対して「これから投げますよ」と言う意思表示なので、紛らわしい動きをしてはいけないのです。

また、セットポジションはプレートを外せば解除になるので、外した後は自由に動くことができます。
なので、②でプレートを外した後は、1塁に牽制をして良いし、しなくても良いのです。

『プレートを外さずに投げる方法』
プレートから足を外さずに投げる方が、素早い牽制ができます。
それに、ランナーからも牽制が分かり難いので、効果的な牽制になります。
ただし、いくつかのルールがあり、動きを間違えるとボークになってしまいます。

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

①では、上記と同様に、紛らわしい動きをするとボークになる。
②からが、牽制の動作になりますが、プレートを外さずに行う牽制では、②から④までを一連の流れで行わないとボークになります。
具体的に言うと、プレートを外した場合は牽制球を投げなくてもボークになりませんが、プレートに足を掛けたままの牽制では、必ず送球をしないとボークになるのです。(※2塁・3塁は偽投がOK)
また、③で左足が1塁を向いていないとボークになります。
例えば、ホームと1塁の中間に足を踏み出して、1塁へ送球するとボークです。

ニ塁牽制の投げ方とボーク

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

『プレートを外して投げる方法』
1塁の牽制でも触れましたが、プレートから足を外せば自由に動くことが出来ます。
一般的に軸足を外した牽制の時は、左回転に旋回して牽制します。
左回転の方が、腰の回転が効いて、早い牽制が出来るからです。

牽制のコツは、③のところで右足を軸にして回転することです。
体を回転させるのではなく、軸足を中心に回転をするイメージでやると、スムーズに回転ができます。

『プレートを外さずに投げる方法』

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

プレートを外して牽制をする時は左回転で旋回しましたが、プレートを外さずに牽制する時は右回転に旋回します。
これは、投球の動作に見せかけて牽制を投げる為です。
ここでも1塁の牽制と同様に、左足が2塁の方向を向いていないとボークになります。
ただ、1塁の場合は偽投をするとボークになりましたが、この2塁の場合は偽投が認められます。(3塁も同様)

三塁牽制の投げ方とボーク
『プレートを外して投げる方法』
セットポジションでは、プレートから足を外せば動きは自由です。
なので、3塁の牽制でも、1塁・2塁と同様に投げても投げなくても、どちらでも良いのです。

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

『プレートを外さずに投げる方法』

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク

草野球で勝つ!,牽制の投げ方とボーク
プレートを外さずに3塁へ牽制する場合は、右ピッチャーならそのまま左足を3塁方向へ踏み出せば良いので、1塁・2塁ほどは難しいものではありません。
ただ、この場合も注意点があって、②の時に右足と左足が交差しないようにしないとボークとなってしまいます。

3塁への牽制でのコツは、②の段階で顔を3塁方向へ向けないことです。
顔は打者の方向を向いて、牽制は投げない素振りをしておいて牽制を投げるのです。

また2塁の牽制と同様に、偽投ができるので送球をしなくてもボークにはなりません。

一・三塁の牽制の仕方
ランナーが1・3塁の場面では、1塁ランナーが走る確率が非常に高いです。
1塁ランナーが盗塁を試み、キャッチャーがセカンドへ送球すると同時に、3塁ランナーがホームを狙ったりと、1・3塁では走塁の幅がグンと上がるのです。

そんな1・3塁の対処法の紹介です。
先ほどの、三塁牽制のプレートを外さずに投げる方法と、プレートを外して投げる方法をミックスさせます。
ピッチャーは3塁方向へプレートを外さずに牽制します。
この時に、実際にはボールを投げず、偽投にしておきます。
2塁・3塁では偽投が出来るので、ボークにはなりません。
その偽投をしたあと、すかさず軸足をプレートから外して1塁へ牽制を入れるのです。

この1・3塁のケースでは、1塁ランナーにとって盗塁のしやすいケースです。
だから、3塁へ偽投することで、1塁ランナーを誘い出しやすくなるのです。

注意点は、偽投の後にプレートを外すことです。
プレートを外さず1塁に振り返って投げたのではボークになります。

▲ページトップに戻る