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軟式ボールの打ち方

軟式ボールはご存知のように、ゴムで出来ていて中身が空洞です。
反対に、硬式のボールは、中身がぎっしり詰まっています。

さて、この中身が空洞のボールを飛ばすにはどうすればよいでしょうか?

硬式では、「ボールを潰すように」とか、「ボールに回転を加えて」とか言われますが、軟式でこのような打ち方をすると全然飛びません。
なぜなら、中身が空洞なので、ボールが凹んでしまうからです。
プロ野球選手が軟式のボールを打った時、打球がポップフライになることが多いのもこういった理由からです。

軟式ボールでは、スイングスピードが早いと、まともに飛ばないのです。
スイングスピードが早いと言っても、これはプロレベルでの話です。
なので、素人でポップフライになるのはスイングスピードが早いからだと思うのは、少し検討違いです・・・。

ピンポン玉とゴルフボール
で、そんな軟式ボールの飛距離を出そうと思ったら、ボールに回転を加えるという考え方ではなく、バットでボールを運ぶと言うイメージです。
バットでボールを運ぶとは、言葉でなかなか言い難いのですが、パチンとボールを叩いてしまうのではなく、バットを自分の手だと思ってその手でボールを投げる感じです。
現役時代の落合博満さんのようなバッティングが、軟式では飛距離が出るのです。

これは、”ピンポン玉”と”ゴルフボール”を思い浮かべると分かりやすいと思います。
ピンポン玉が軟式ボールで、ゴルフボールが硬式ボールです。

ピンポン玉を打って飛ばそうとした場合、力強く打ったのではベコっと凹んでしまうだけです。
また、回転を加えてもボールが軽いから、上に上がるだけで飛距離はでません。
逆に、ゴルフボールを飛ばそうとすれば、力強く叩くほどよく飛びます。
また、それと同時にボールに回転を加える事も飛ばすための必要な要素となります。

よく飛ぶバット
最近、流行りの『ビヨンドマックス』とかありますが、ああ言うバットは芯の部分が柔らかく出来ています。
見たことがない人は、一度お店で触ってみるとよく分かります。

で、芯の部分が柔らかい事で、ボールが潰れずによく飛ぶのです。
ビヨンドマックスだけでなく、その他のメーカーも同じような作りのバットを販売していますが、これらのバットは本当に良く飛びます。

よく、野球の本やDVDなんかでは、バットを上から出し、ボールを潰すように打ってボールに回転を加える・・・などと書いてありますが、これは全て”硬式野球”での話しです。
同じように、軟式ボールを打っても飛びません。
軟式には軟式の打ち方があるのです。

草野球で勝つ!,軟式ボールの打ち方
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