低目はこうして打つ!
低目の打ち方について説明したいと思います。
低目の打ち方は、高目の打ち方のように、特別な動作は必要ありません。(詳細:高目はこうして打つ!)
だから、特筆すべきところはないのですが、たまに間違った低目の対応をしている人を見かけるので、そこを中心に解説したいと思います。
私は、趣味も兼ねてですが、野球のノウハウ本やDVDを良く見ます。
そこに載っている、低目の打ち方で「これはいけないだろう」と言うものがあります。
それが、「低目のボールはヒザを曲げて、重心を落として打つ」と言うものです。
これは、ハッキリ言って間違った解釈です。
正しくは、真ん中を打つようにして、低目も打たないといけないのです。
真ん中を打つようにとは、ヒザを曲げずに”同じ頭の位置”で打つと言うことです。
この同じ頭の位置と言うのが、ポイントになる訳です。
では、なぜ同じ頭の位置なのでしょうか。
これは、「ミートが上手く出来ない時は・・・」でも解説したように、頭が上下すると見ているボールの高さが変わってしまい、ミート力が落ちる為です。(詳細:ミートが上手く出来ない時は・・・)
だから、ヒザを曲げて重心を落として低目のボールに対応をしてはいけないのです。
さて、そうなればどのようにして低目のボールを打てばよいのでしょうか?
答えは簡単です。
腕を下げて、低目のボールを打てば良いのです。
イメージは、ゴルフのスイングのようにです。
ただし、ここでも一つだけ注意点があります。
それは、低目のボールだからといって”すくい上げる”ようにして打たないことです。
すくい上げた打球は伸びず、ただのフライになるだけです。
ゴルフでも同じですが、低めのボールに対しても上から叩いてボールに回転を付けて打つのです。
以上が低目の打ち方と注意点になります。
補足説明
「低目のボールに対しては重心を落として打つ」と書かれているものには、次の理由があります。
それは、重心を落として打たないとバットのヘッドが下がってしまうと言うものです。
しかし、バットのヘッドが下がったところで、ハッキリいってどうって事ないのです。
低目のボールを打つには、どうしたってバットのヘッドは下がってしまうのですから。
バットのヘッドについては、また別のページで解説したいと思います。
バッティングに関する他の記事
バッティングの記事一覧はこちら |